W不倫で別れと再開を繰り返すとき—二人の共通ルールをつくる
家庭に戻る別れは、生活の形が変わらないまま一時停止になりやすい別れです。再開の入口を知り、共通ルールを短い一文にする方法を見ていきます。
別れようと決めたはずなのに、数週間後にはまた連絡を取っている。今度こそと思って距離を置いても、きっかけがあれば戻ってしまう。それが何度も続いている関係があります。
この記事は、意志の強さを問うものではありません。家庭に戻るという形の別れが、なぜ終わりではなく一時停止になりやすいのか。その構造を見たうえで、二人のあいだに置ける共通のルールをどう作るかを扱います。
ルールを作れば必ず止まる、とは書けません。書けるのは、次に同じことが起きたときに、何が起きたのかが自分で分かる形にしておく方法です。
前回の別れが何だったのか、分からなくなっていく
繰り返しているとき、いちばんつらいのは同じ場所に戻ってくること自体ではありません。前回の別れが何だったのか、だんだん分からなくなっていくことです。
回数が増えるほど、話し合ったことも、決めたことも、記憶の中で混ざっていきます。この記事は、その混ざり方をほどくところから始めます。
この記事でわかること
- 家庭に戻る別れが、一時停止になりやすい理由
- 再開が始まるときの、よく似た入口の形
- 共通ルールを、二人で言える短い一文にする方法
- 守られなかったときの扱いを、先に決めておく理由
「家庭に戻る」という別れが、一時停止になりやすい理由
W不倫の別れは、互いの家庭に戻るという形をとることが多いものです。これは、別の相手ができて離れる別れとは、あとに残るものが違います。
相手はもともと家庭を持っていて、別れたあともそこにいます。つまり別れによって変わるのが二人の連絡だけで、双方の生活の形はあまり変わらない、ということも起こります。
変わったものが少ないと、戻る道もそのまま残ります。ここは意志の弱さではなく、別れの形がそういう構造をしている、という話です。
関係そのものへの疲れが理由なので、休んで回復すると理由のほうが薄くなります。少し離れたあとに、また会える気がしてきます。
事情が落ち着けば、別れる理由もいったん消えます。事情が変われば戻れる、という形になりやすくなります。
圧力が弱まると、離れている理由が見えにくくなります。決めたのが二人ではなかったぶん、二人のあいだに残る取り決めもありません。
再開は、たいてい同じ入口から始まる

何度か繰り返していると、再開の始まり方に似た形が出てきます。突然すべてが元に戻るのではなく、小さな段階を踏んで戻っていきます。
入口を知っておくと、戻ることの良し悪しとは別に、いま自分がどのあたりにいるかが分かります。分かっていれば、そこで一度立ち止まる余地が生まれます。
止めるためではなく、位置を知るために見る
段階を知ると、どこかで止めなければという気持ちになりますが、それが目的ではありません。止められなかったときに、自分を責める材料が増えるだけになります。
見る目的は、いま何段目にいるのかを言えるようにしておくことです。言えていれば、戻ったとしても、そこで何が起きたのかが分かる形で残ります。
記念日、体調の変化、仕事の節目など、連絡する理由になる出来事が起きます。理由があると、連絡が自然な行為になります。
近況を尋ねるだけの短いやり取りが交わされます。ここでは関係の話をしないので、負担がほとんどありません。
一度だけ、話すだけ、という条件つきの約束ができます。条件があるぶん、決断したという感覚が薄くなります。
会ったあと、連絡の頻度が以前の水準に戻ります。ここまで来ると、別れていた期間のほうが例外のように感じられます。
繰り返すたびに、後ろへ動いていくもの
反復そのものが悪いという話ではありません。ただ、繰り返すことで一つだけ確実に動くものがあります。自分の時間です。
一度目の別れのときに考えていた期限は、二度目には少し後ろへ動いています。三度目にはもっと後ろへ。関係の状態が同じでも、こちらの年齢と生活の予定だけは進んでいきます。
次に並べるのは、繰り返しのなかでよく語られる変化です。回数も感じ方も人によって違うので、当てはまるところだけ拾ってください。
はっきりした決断として記憶されます。理由も、話し合った内容も、まだ覚えている状態です。
前回との違いが分かりにくくなります。同じ話を繰り返している、という感覚が出てきます。
別れも再開も出来事として区切られなくなります。関係が続いているのか止まっているのか、自分でも言いにくくなります。
共通ルールは、二人で言える短い一文から始まる
共通ルールというと、細かい取り決めを思い浮かべるかもしれません。実際には、長い決め事ほど守られません。単純に、覚えていられないからです。
必要なのは、二人が同じ言葉で言えるくらい短い一文です。次にどうするかを決めるより、次に何が起きたら立ち止まるかを決めておくほうが機能します。
そして、ルールは相手を縛るためのものではありません。二人のあいだに共通の目印を置くためのものです。目印があると、次に同じ場面が来たときに、判断が毎回ゼロから始まらずにすみます。
また連絡が来たとき、二人ともどうするか決めていなかったよね。そこだけ先に決めておきたい。
決めておくって、もう連絡しないということ?
連絡していいかどうかの話じゃなくて、来たときにすぐ会わずに一度置く、という一文だけ。
相手が同意しないこともあります。そのときは、自分の側だけで持つ一文にしておけば十分です。
守られなかったときの扱いまで、先に決めておく
決めた一文が破られることもあります。破られたときに何もしないでいると、ルールがあること自体が忘れられていきます。
といっても、罰を決めておくという話ではありません。破られたときにどう書き留めるか、いつ話し合うか。それを先に決めておくだけです。
書き留めるのは相手のためではなく、自分が回数を見失わないためです。回数が見えていると、続けるか離れるかを決めるときに、材料が手元に残ります。
反復のなかで、見失わないようにしておくこと
- 今回の別れが何度目なのか、言える状態にあるか
- 前回の別れで話し合ったことを、思い出せるか
- 再開のきっかけが、毎回似た形になっていないか
- 立ち止まると決めた一文を、いまも言えるか
- 繰り返しのあいだに、自分の生活の予定がどれだけ動いたか
繰り返してきた自分を責めなくていい

何度も戻ってしまったことを、意志の弱さとして数えている人は多いはずです。けれど、ここまで見てきたとおり、この形の別れは戻る道が残る構造をしています。
責める作業には、材料が増えないという難点があります。責めているあいだ、回数も理由も記録されないまま過ぎていきます。
責めるかわりに数える。それだけで、次の判断に使えるものが手元に残ります。数えることは、自分を追い詰める作業ではありません。

ルナのひとこと
何度も戻ってしまう自分を、意志が弱いって数えなくていいよ。家庭に戻る別れは、生活の形がほとんど変わらないぶん、戻る道がそのまま残ってしまう別れなの。責めるかわりに、回数と理由だけ書き留めておこうね。
共通ルールは、再開そのものを必ず止めるものではありません
家庭に戻る別れは、双方の生活がほとんど変わらないまま、連絡だけが止まる形です。だから終わりではなく、一時停止になりやすくなります。
共通ルールは、再開を必ず止めるものではありません。次に同じ場面が来たときに立ち止まる目印になり、何度目なのかが分かる形を残すためのものです。相手が乗らなければ、自分の側だけで持っていて構いません。
ひとことまとめ
短い一文をひとつ決めて、破られたときの扱いまで先に置いておきます。
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